江戸の粋のこころを表現した豊洲千客万来内のフードコート。
漁をテーマにした1つ目のエリアには竹籠をモチーフにした照明を。数寄屋造りをテーマにした2つ目のエリアには月見障子をモチーフにした照明を。蔵をテーマにした3つ目のエリアには蔵行灯をモチーフにした照明を。
しきりのない木造の大空間において、それぞれの象徴となるような造形物を各エリアの吹き抜け部分に配することで空間を性格付けた。
以上3つは昼の顔のエリア。夜の顔として、宵越し横丁と名付けたエリアは、江戸っ子が宵越し酒を楽しむ様子を「酒蔵」「月見」という江戸の情景をデザインに落とし込む事で表現した。
縄暖簾・杉玉・瓢箪など江戸時代を象徴する小物演出や、店の活気が滲み出ているような灯りの演出にもこだわり、江戸の街の夜歩きを体感できるエリアとなっている。
■Part
環境デザイン
■Client
万葉倶楽部
■Director
Shuhei Yamada
■Designer
Oichiro Yatsu
Keiko Ueno
■Photo
Kozo Takayama