江戸の食文化を支えた日本橋魚河岸は、関東大震災により幕を閉じた。
その後築地市場として生まれ変わり、約80年間日本の食文化の発展を支え常ににぎわってきた。舞台を豊洲へと移し食文化の発展とにぎわいがこれからも続いていく。
日本橋→築地→豊洲へと継承される歴史を紡ぐ一端となる新たなにぎわいの場として、当施設が永きにわたり愛されるための環境づくりが求められた。
その象徴として、かつて江戸前で漁に使われた網代や竹籠等の漁具・日用品に用いられた織りと編みをモチーフに、「歴史を紡ぎ、編んでいく」意味を込めたエレメントを施設の顔として配した。
■Part
Interior Design
■Client
万葉倶楽部
■Director
Shuhei Yamada
■Designer
Oichiro Yatsu
Chie Kanai
■Photo
Kozo Takayama